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出会いのエピソード2 

朝、足の痛みで目が覚めた。
右足の足首が腫れている。

 

そういえば・・・
エントランスのところで転んだんだっけ・・・

 

これは病院へいかなければダメかな。

 

ベッドから降りようとしたけど
床に足をつくだけで
涙が出るほど痛くてどうにもならなかった。


 


携帯が鳴った。
アシスタントの女性からだった。
昨日の撮影で若干の撮り直しが生じたため
午後からスタジオ入りして欲しいと依頼が来たというものだった。

私は彼女に事情を話し
病院へ行くので少し遅れる旨頼んだ。


 


思っていたよりも時間がかかってしまった。
診察を終えスタジオに急いだ。


 


撮り直しは10カットほどで
私がスタジオに着いた時
ほぼ半分のカットを撮り終っていた。

 


搬入された花のコンディションをみるため控え室を
見に行った。

 


丹念にチェックを入れながら
書類に目を通している時

トントンと背中をたたかれた。

 

振り向くと
そこに
彼が立っていた。


 


「これ」と彼がプラスティックバックを
ぶっきらぼうに差し出した。

 

「あ、はい・・・・
あ、昨日はありがとう。とても助かったわ。
私お礼も言ってなくて・・・。
ごめんなさい」

 

手渡されたものを受け取りながらそう答えた。

中をのぞくと
そこにはたくさんの湿布が。

 

「あ!ありがとう。でもどうして?」

 


「スタッフさんに聞いたんだ。今日はいらっしゃらないんですかって。
そしたら捻挫しちゃったって。病院に寄ってから来るって言うから。」

 

「それでわざわざ湿布を?」

 

彼ははにかむように笑いコクンと頷いた。

 


昨日と同じだわ・・・
このはにかんだ笑顔・・・と
思ったその時

ドキッと一つ
トキメキの鐘が鳴った。

 

 

カメラの前に立ち
カメラマンの要求に答えている彼は
笑わない。

クールな表情で魅せるから・・・・


笑うとこんな表情になるんだ・・・


 


「ありがとう」
なぜか私は少しだけそっけなく言った。

 


「じゃあ・・・オレはこれで・・」
そう言ってスタジオに戻りかけた彼が
なんだか少し言いにくそうに


「あ、それと・・・オレ・・・あなたの名前知らなくて」
 


私は名刺入れから名刺を出し
「申し遅れました。月丘ルナと申します」
と立ち上がろうとした瞬間

 

バランスを崩して
よろけてしまった。
 

そして
あっ・・と思ったその時
咄嗟に差し出された彼の手にしがみついてしまった。
 


「ごめんなさい」
 

「大丈夫?・・・ルナさん」
 

私のトキメキの鐘がもう一つ鳴った。

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luna
性別:
女性
自己紹介:
彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
あなたもlunaと一緒にステキな妄想してみませんか。
できれば「luna=あなた」で妄想しながら読んで下さい。