恋人雪だるま
*edit
2014/02/15 22:40:22
2014/02/15 22:40:22
今年2度目の雪が降った。
高層マンションからみる地上は一面の銀世界・・・
いつもとはまるで別世界だった。
降りしきる雪を見ていたら彼から電話がかかってきた。
「ルナ、今、いつもの公園にいるんだ。ちょっと出て来れる?」
「無駄な外出は控えてくださいってテレビで言ってた」
「そんなのクソ喰らえだ」
電話の向こうの彼が笑いながら言った。
外に出ると
白い雪に闇を奪われた夜は
ほんのりと明るかった。
公園に着くと彼の姿がない。
雪は横殴りに降ってくる
私は不安になって大きな木の下に隠れて彼の姿を探した。
ポン
と背中に何かが当たった。
振り返ると
いたずらっ子みたいな顔で雪玉を投げる彼がいた。
私と彼は二人で雪合戦をした。
きゃーきゃー言いながら
二人ではしゃいだ。
見るとかわいい雪だるまも作ってある。
「これ一人で作ったの?」
「ルナに見せようと思って」
「一緒に作りたかったな」
「じゃあもういっこ作ろっか」
彼と私は力を合わせて雪だるまを作った。
二つ並んだ雪だるまを見て彼が言った。
「恋人同士だね」
彼と私は手をつないで恋人雪だるまを見ていた。
「ルナ雪まみれ」
彼が笑う
「ほらここにも雪が・・・」
そう言って
優しいキスをくれた。
凍えた唇をとかすのは王子さまのキスだけ・・・
そんな私たちを
恋人雪だるまだけが見守ってくれていた。
にほんブログ村
高層マンションからみる地上は一面の銀世界・・・
いつもとはまるで別世界だった。
降りしきる雪を見ていたら彼から電話がかかってきた。
「ルナ、今、いつもの公園にいるんだ。ちょっと出て来れる?」
「無駄な外出は控えてくださいってテレビで言ってた」
「そんなのクソ喰らえだ」
電話の向こうの彼が笑いながら言った。
外に出ると
白い雪に闇を奪われた夜は
ほんのりと明るかった。
公園に着くと彼の姿がない。
雪は横殴りに降ってくる
私は不安になって大きな木の下に隠れて彼の姿を探した。
ポン
と背中に何かが当たった。
振り返ると
いたずらっ子みたいな顔で雪玉を投げる彼がいた。
私と彼は二人で雪合戦をした。
きゃーきゃー言いながら
二人ではしゃいだ。
見るとかわいい雪だるまも作ってある。
「これ一人で作ったの?」
「ルナに見せようと思って」
「一緒に作りたかったな」
「じゃあもういっこ作ろっか」
彼と私は力を合わせて雪だるまを作った。
二つ並んだ雪だるまを見て彼が言った。
「恋人同士だね」
彼と私は手をつないで恋人雪だるまを見ていた。
「ルナ雪まみれ」
彼が笑う
「ほらここにも雪が・・・」
そう言って
優しいキスをくれた。
凍えた唇をとかすのは王子さまのキスだけ・・・
そんな私たちを
恋人雪だるまだけが見守ってくれていた。
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