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NEW YORK 2 

目が覚めた時

隣りにいるはずの彼の姿がなかった

 

私は
まだ醒め切らない頭で

今の状況を把握しようと再び目を閉じた

 

すると・・・
自分のからだにのこっている
甘いけだるさが
さっきまで彼の腕に抱かれていた事を思い出させた

 

 


ベッドルームを出て
隣りの部屋を覗くと

窓際に立ち
外を見ている彼の姿を見つけた


私は
そっと彼に近づき
背後から
彼の腰に手をまわした


すると彼は

「ルナ・・・見て・・・雪が降ってるよ」

と甘い声で囁くようにつぶやいた

 

まだ夜が明けるにはかなりの時間があるはずなのに

雪のせいで
外がほのかに白い


ホテルの窓から見下ろす
セントラルパークが
雪で真っ白に染まっていた。

 

「今年最初の雪・・・」

彼の腰に回した手にぎゅっと力をこめた

すると彼は私の方に向き直り
その腕の中に私を招き入れた


そして
力いっぱい私を抱きしめてくれた


「眠れないの・・・?」
そっと彼に問いかけた


「時差のせいだよ。なんだかうまく眠れなくてさ・・・
本読んでたんだ」


「そしたら
なんだか窓の外が白いから・・・・見てみたら
雪が降ってた」

 


「いないから・・・驚いたの」
私も腕に力を入れて彼の事をぎゅっと抱きしめ返した。

 

いつもなら
そんな風に甘えることが苦手な私だけど
日本ではない場所にいるということが
そうさせたのか・・・


「ごめん・・・。
明かりが邪魔かなって思ってさ。こっちの部屋にいたんだ」

 


「ルナ・・・泣いてるの??」

 

ホントはとても寂しかった
街中がNEW YEARの賑わいで
陽気に浮かれていた。


でも私は彼を待っていた
たった一人で

いつもなら
一人で待つことは平気だし
慣れていた


なのに
何故か今回はダメだった。


涙がとまらなくなってしまった

 

 

 

いったん溢れ出た感情は収まりどころを失い
私はちいさな子どものように
ひたすら泣き続けた

 

彼はそんな私を優しく抱き上げ
ベッドへ運んでくれた

 

そして私が泣き止むまでずっと
そっと髪を撫でて
背中をさすってくれた

 


いつしか私は眠りの森をさまよい歩いていた


見上げると


白く白く
天から舞い降りてくる


ひらひらと
私の髪や頬をかすめて


少しづつ降り積もって
私は雪に埋もれてしまった

 

 

手を伸ばして
雪をひとひら掴もうとした

その瞬間


目の前に白く閃光が走り

私はさらに深く雪の中へ落ちて行った・・・


でも
ちっとも寒くない

むしろふんわりと暖かく
くすぐったいように心地いい


このままずっと
こうして漂っていたい・・・・


空から雪となって
降ってくるとき

こんな感じなのかな


これは夢?

夢のなかでかんがえているの・・・???


ぼんやり考えているうちに
私はすうっと気が遠くなってしまった

 

 

 

 

 

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luna
性別:
女性
自己紹介:
彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
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