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観葉植物 

ある日
リビングの窓のところに
ちょこんと置いてあった
観葉植物。


どうやら
彼が買ってきたらしい。


めずらしいかも・・・。


今まであまり
その類のものに興味を示さなかったのに。

 

さっき
自分でお水をあげていた。


「おはよう」と声をかけて
葉っぱを撫でていた。

 

その姿を見つめていた私の視線に気が付いた彼は


「観葉植物に水やりする時、なんか話しかけるといいって
花屋のお姉さんが言ってたんだよ」

少し照れたような表情をした。

 

彼が時折みせる
何気ない
優しい表情が
たまらなく好き。


愛おしそうに・・・
少し目を細めて
首をちょっとかしげて・・・

 

今も
そうだった。

 

そんな顔で
観葉植物にお水をあげていた。

 

 

私は彼の背後から
彼に抱きついた。


彼に
「どうしたの?」と聞かれて

 


「ちょっとくっつきたくなっただけ」
そう言って彼から離れようとした。


でも
前に回した手を彼がぎゅっと握って
離してくれない。

彼は私の手を握ったままこちらに向き直り


今度はぎゅっと
抱きしめてくれた。

 


「やきもちやいたでしょ」

 

「・・・・・」

 

「観葉植物なのに」


言い当てられて
私は何も言えなかった。

 

「ルナはやきもちやくと俺に抱きつくよね
後ろから」


だって
あんなに愛おしそうな目で見てたから・・・

そう言おうとしたけど
言葉にならなかった。

 

You the one I'm missing・・・

Only one girl fo' me・・・

 

そんな事
言われなくたって
わかってるのに


時々
自分の気持ちにコントロールが効かなくなってしまう
私なのでした。

 

 

▼つづきはこちら▼

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HN:
luna
性別:
女性
自己紹介:
彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
あなたもlunaと一緒にステキな妄想してみませんか。
できれば「luna=あなた」で妄想しながら読んで下さい。