忍者ブログ
1 23 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 1617 18 19 20 21 22 2324 25 26 27 28 29 3031

[PR] 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

42.195 

彼がいきなり言った。

 

「走りたい」

 


ん・・・
また何か悩んでいるのか・・・
とネガティブな考えが頭をよぎった。

 

でも最近の彼は
悩みのトンネルを抜けたって感じで
充実した毎日を過ごしているのに・・・

 

「どうして走りたいの?」
私・・・不安そうな顔してたかな・・・

 


「走るとスッキリするじゃん。汗かいて」

 


私はただ黙って彼の顔を見つめた。

 

 


「どうした?不安そうな顔・・・」

 


「急に走りたいなんて言うから」
私は床に視線を落として小さな声で答えた。

 

彼は私の顔を覗き込むように


「ホントにただ走りたいだけだよ」


と、ポンと私の背中をたたいてキッチンへ行ってしまった。

 

 


私は視線をあげて
窓の外を・・・・
遠くを見ていた。

 

ふーっと
ため息をついたところへ
彼が飲み物をもって戻ってきた。

 

 

私にグラスを渡しながら

「42.195キロ」と言った。

 


「マラソン?」

 

「なんとなく」

 

「なんとなく?」

 


「そう、なんとなく」

 


なんとなく意味のない会話かも・・・
と思いながらグラスに口をつけた。


「おいしい。これ」

 

「ルナが好きそうだから買っておいた」
彼はとてもうれしそうな顔をした。


「ん。好きかも」
彼の気持ちが嬉しかった。

 

 

「ありがとう」
私はほっぺにkissしようと
彼に顔をよせた


すると彼は私の顔を両手で挟んで
唇にkissしてくれた。



彼のkissはおいしい飲み物の味がした。









 

 

 


 

▼つづきはこちら▼

この記事へのコメント

この記事へコメントする








絵文字:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字








この記事へのトラックバック

この記事のトラックバックURL

(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
HN:
luna
性別:
女性
自己紹介:
彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
あなたもlunaと一緒にステキな妄想してみませんか。
できれば「luna=あなた」で妄想しながら読んで下さい。