赤い痕跡
*edit
2013/02/19 01:04:40
2013/02/19 01:04:40
デスクの上に置いていあるスマホが
メールの着信を告げた。
今朝、まだ夜が明け切らないうちに家を出た彼からのメールだった。
お腹すきすぎて、やばい。
たった一行の短いメールだった。
私は胸が痛んだ。
もしかしたら午前中で仕事がおわるかもしれないと言っていた彼。
何か簡単に食べられるものを作っておくね
そう約束したのに・・・
なんて返信するべきか考えていた・・・
すると
また彼からメールが・・・
出前とったよ。
Vサインの絵文字が付いていた。
私は仕事を早めに切り上げて家路を急いだ。
家に着くと・・・
彼はリビングのソファでブランケットにくるまって寝ていた。
私はそっと彼のそばに座り彼の寝顔をのぞきこんだ
彼の左手の小指のところが少し赤くなっている
それは今朝の出来事・・・
2人をつないでいる小指の金のリボンが緩んでほどけそうになった時
リボンをほどかないようにして・・・・
私は言葉にならない声で彼に囁き
彼の指に指を絡めて
夢中でリボンをにぎりしめていた・・・・
その時に彼の小指にリボンがきつく巻き付き
赤い痕跡をつくってしまったのだ
彼がいつ出かけてしまったのか
よく覚えていない・・・
次に目が覚めた時・・・
起きなければいけない時間ギリギリだった私は
彼と約束した「何か簡単に食べられるもの」を作っておくことができなかったのだ・・・
ごめんね・・・
私は彼のひたいにそっとキスをして
夕食を作るためにキッチンへ向かった。
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メールの着信を告げた。
今朝、まだ夜が明け切らないうちに家を出た彼からのメールだった。
お腹すきすぎて、やばい。
たった一行の短いメールだった。
私は胸が痛んだ。
もしかしたら午前中で仕事がおわるかもしれないと言っていた彼。
何か簡単に食べられるものを作っておくね
そう約束したのに・・・
なんて返信するべきか考えていた・・・
すると
また彼からメールが・・・
出前とったよ。
Vサインの絵文字が付いていた。
私は仕事を早めに切り上げて家路を急いだ。
家に着くと・・・
彼はリビングのソファでブランケットにくるまって寝ていた。
私はそっと彼のそばに座り彼の寝顔をのぞきこんだ
彼の左手の小指のところが少し赤くなっている
それは今朝の出来事・・・
2人をつないでいる小指の金のリボンが緩んでほどけそうになった時
リボンをほどかないようにして・・・・
私は言葉にならない声で彼に囁き
彼の指に指を絡めて
夢中でリボンをにぎりしめていた・・・・
その時に彼の小指にリボンがきつく巻き付き
赤い痕跡をつくってしまったのだ
彼がいつ出かけてしまったのか
よく覚えていない・・・
次に目が覚めた時・・・
起きなければいけない時間ギリギリだった私は
彼と約束した「何か簡単に食べられるもの」を作っておくことができなかったのだ・・・
ごめんね・・・
私は彼のひたいにそっとキスをして
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