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至福の時~書き直し 

寝室のドアを開けて
中の様子を伺ってみた。



規則正しい寝息が
かすかに聞こえてくる・・・




私は
そっとベッドサイドに近づき
彼の顔を覗き込んだ。



枕を抱くように
うつぶせになっている

その寝顔は
いつ見ても天使のようで


時間を忘れて
彼の寝顔に見入っていた







どれくらいの間
そうしていたんだろう・・・



彼が不意に目を醒ました。







「ルナ・・・?」
少しかすれた声・・・
だけど
いつもみたいに
甘くて耳に心地よい
彼の声が
私の耳に届いた。


そして不思議そうな顔で
私を見つめた。






「おはよう」
まるで母親が子どもにするように

私は手をのばして
彼の髪をかきあげた

柔らかい彼の髪が
私の指に絡んだ





そして私はそっと
彼の唇に
自分の唇を重ねた。


すると
彼は
私の手首を捕まえて
グイっと自分の方へ引き寄せ
さらに深く
唇を重ねてきた。




キャンドルに灯った火が
蝋を溶かしていくように
私の中の何かが
柔らかく溶けていくのを感じていた・・・












彼が4日連続のツアーから戻ったのは
今日のお昼前だった。

「ただいま・・・」と言ったあと
フラフラと寝室のドアを開け

服を脱ぎ捨てると
倒れこむようにベッドへ潜り込んでしまった。


私が脱ぎ捨てられた服をキレイにたたみ終わる頃には
彼は既に夢の中へ行ってしまっていた。



夕方になるまで
何度か彼の生存を確かめるために(笑)
寝室をのぞいてみた

寝返りもうたないのか
いつ見ても同じ格好でスヤスヤと
眠っていた。













いつしか
私は
彼が作り出す
一定のリズムに身を任せていた


ワルツを踊っているように
ゆっくりとしたテンポで


uno・・due・・tre・・

uno・・due・・tre・・





このままずっと
こうしていたい・・・


そう思った時だった・・・




彼が不意に
リズムを変えて踊り始めた


同時に
シャワーを浴びずにベッドに入った彼から
少しだけ汗の匂いを感じた・・・



その時・・・

閉じた瞳の奥に

スポットライトの中で激しく踊る彼がみせる
表情が

浮かんだ




汗で濡れたシャツが
彼の背中にはりついている


頭の中の映像に
耳元で聞こえる
彼の息遣いが重なった・・・

















そして・・・・

私は今まで感じた事のない感覚に
身を委ねながら

彼の腕の中で至福の時を迎えた。










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luna
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彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
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