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自分と向き合う 

仕事から戻ると
リビングに彼の姿がなかった。


彼の部屋のドアをノックしたけど
返事がない。

そっとドアを開けてみると

窓際に座って
じっと外を見ている。


私は彼に気が付かれないよう
足音を立てずに
背後まで行き

だ~れだ!というよういに
後ろから彼に目隠しをした。


すると
彼はそんな私におかまいなしで
同じ格好で座っている。

私は
精一杯の力を込めて
後ろから抱きついてみた。

でもやはり
彼は同じ格好を崩さない。

私は
彼を覗き込み

「ねえどうしたの?」と
少し拗ねた声をだしてみた。


それでも
彼は動じない。


私は彼の耳元に唇をよせて
ふーっと息を吹きかけてみた。


すると彼はいきなり私の方に向き直り
腕を掴んで私を床に押し倒した。


そして
もう止まらない
というように
激しく・・・・・・。

 

ちょ、ちょっと待って!!


と、言おうとしたけど

結局自分がしかけたわけだし

無駄な抵抗はやめることにした。

 

 


床暖房のおかげで
背中がほんのり暖かかった・・・。

 

気が付くと
電気がついていない部屋は
日が暮れて真っ暗になっていた。

 


私は
「さっき何してたの・・・」
と聞いてみた。

 

彼は
「自分と向き合ってたんだ」
とかなり真面目な顔をして答えた。

 

「でもルナの誘惑には勝てない」
とこれまたかなり真面目な顔をして言った。

 

「誘惑したわけじゃないけど・・・」
と反論してみたけど


「いいよ。たまにはルナから誘っても。」
と相手にしてくれない。


結果的には彼の言うとおりだし
私はそれ以上なにも言わなかった。

 

 

 

「自分と向き合ってると・・・今何が必要かとか
何が大切なのか・・・見えてくるような気がするんだ」
天井を見ながら彼が言った。

 

「すごいね。なんだかたのもしい・・・
でもちょっと・・・寒いかも」
私は彼の胸に顔をうずめて
そうつぶやいた。

 

彼は手を伸ばしてソファの上にあった
タオルケットを取り
私にかけてくれた。


「一緒にくるまってくれないの?」

 

「いいの?」
そう言うと
タオルケットの中に入ってきて


そして・・・・

 

 

 

 

そういうつもりで
言ったんじゃないんだけど・・・

 

 

 

あくまでも
私から誘った事にしたいらしい
今日の彼なのでした。

 

 

▼つづきはこちら▼

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HN:
luna
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自己紹介:
彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
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できれば「luna=あなた」で妄想しながら読んで下さい。