暖めて・・・
2012/02/12 01:17:34
ここのところ
彼とゆっくりする時間が無い。
年が明けてから
休みなく仕事をしている彼。
朝は夜が明けないうちに出て行くこともしばしば
夜も時計の針が12時を超えてから帰ってくるなら早い方で
家に滞在している時間がほとんどない・・・ってくらい
たまに
早く帰ってきても
タイミング悪く私の仕事が遅かったり
すれ違いの日々を過ごしている。
でも
彼は充実した毎日を
楽しんでいるようだ。
彼からの提案で
私たちは
メールの代わりに
手書きのメモで「会話」をすることにした。
もちろん
あまりマメでない彼は
長い文章をかいてくれるわけではなくて
「今日のロケ弁うまかった。」
とか
「久しぶりに雨ふったね」
とか
「春の服買いに行きたい」
とか
そんな走り書きみたいなメモしか残してくれないけど
私にとっては
彼からの大切なメッセージなの。
そして今日のメモにはこう書いてあった・・・
「ルナ、寒くない?俺が暖めてあげるよ」
暖めて欲しい。
今すぐに。
私は
窓際に立ち
ガラスに息を吹きかけて
白く曇ったところに
アイアイ傘を書いた。
彼の名前を書きながら・・・
涙がこぼれてきてしまい
しばらくその場から動けなかった。
自分で自分の肩を抱き
ギューッとしてみたけど
彼に暖めてもらうのとは
全然違うもの・・・
だから
逢いたいときは目を閉じて
like a picture in a memory・・・