彼が眠い目をこすりながら
キッチンに現れたのは
午後１時をまわっていた。


「ハラへっちゃった」



そんな彼のために
おいしい和定食ご用意致しました。


銀だらの味噌漬けと
豚汁
きんぴらごぼうと出汁巻き卵
などなど



彼がおいしそうに
食べている姿は

私をとてもしあわせな気持ちにさせてくれる。





午後からの彼は
買ったまま封を開けていなかった
アニメのＤＶＤを見る！！
と
リビングのカウチに寝転がり
一気見してました。



私は彼のために
コーヒーをいれたり

たまに彼のそばに寄り添って
一緒にアニメを見たりした。


でもすごい集中力で画面に釘付けの彼は
私がホッペをつついたり
後ろから抱きついたりしても

全然かまってくれなくて


ちょっとさみしいルナでした。




でも・・・
そんな
何気ない一日が
とても愛しく大切に感じられた一日でした。

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