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春の海 

海岸沿いの道はひたすら真っ直ぐで
前を行く車も
後ろから来る車も
そして対向車さえいなかった。


彼の肩越しに海が見えた。

私は海を見るフリをして
ハンドルを握る彼の横顔を見ていた。



サングラスをしているその横顔はとても端正で美しい。

どんなに見ていても
見飽きることは無い・・・


「ルナ、俺に見とれてるの?」

ふふふっと笑い
私の方に顔を向けると
鼻歌を歌いながらスピードをあげた。


窓から入る風が心地いい


春の海は穏やかだった。
やわらかな日差しをうけて
水面はキラキラと輝いていた。







「ルナ・・・明日ドライブしよう」

昨日の夜
彼が私の耳元でそっと囁いた。


5月に入れば夏からの仕事に向けて
忙しくなる・・
しばらく二人でゆっくりする時間が取れない

だからその前に
二人の時間を作って
思い切り羽を伸ばそう


彼が提案してくれた。







夕暮れどき

浜辺を散歩した。

誰もいない浜辺・・・


彼が手を繋いでくれた。
彼の手は少しごつごつしてるけど
優しい温もりを伝えてくれる




波に手をつけてみたけど
まだ冷たかった。






「泳ぎてぇ~」

海に向かって
バンザイをするように大きく伸びをしながら
彼が大きな声を出した


そんな無邪気な彼がとても愛おしく感じた。





季節はずれのリゾートホテルは
閑散としていた





「ルナ・・・
今年の夏は
また寂しい想いをさせるかもしれないけど・・・」


オーシャンビューの部屋からは
静かで暗い夜の海が見えた



私は彼の唇にそっと人差し指を当てた


「それ以上言わないで

私は大丈夫

寂しくなんかないんだから」

そう言って笑顔を返した・・・

つもりなのに
つ・・・と涙が頬を伝いおちた


「無理すんな・・」


彼は左手を私の私の右頬に当てると
親指で涙を拭い
そのまま優しく口づけてくれた


そしてぎゅっと抱きしめてくれた



彼の力強い腕に抱きしめられて
私は
たちまちトロトロに溶けてしまった



気がつくと
彼が
私の隣で寝息をたてていた


私はそっと彼の胸に顔を寄せた





私の心の中にいろんな感情が渦巻いている・・・
そんな感情の渦の中に巻き込まれてしまいそうで
クラクラ眩暈を起こしそうだった





私は
彼の腕からそっと抜け出し


頭を冷やしにバルコニーへ行った




まだ夜が明けきれていない海から
波の音が聞こえる

目を閉じて
寄せてはかえすその潮騒に
気持ちを集中させた。



漸く気持ちが落ち着いてきたその時・・・


「ルナ・・」
後ろから彼の声がした

「風邪ひくよ・・・」
そう言うと
彼は
ブランケットで私を覆うようにすっぽりとくるみ
ブランケットごと私を抱きしめた



「ふふ・・・あったかい・・・」

声に出して言ってみた。

私の中に
とてもあたたかくて幸せな気持ちが広がった





「二人であったまろう・・・」


彼は私をふわりと抱き上げた。




















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luna
性別:
女性
自己紹介:
彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
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できれば「luna=あなた」で妄想しながら読んで下さい。