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ハワイの香り 

ハワイの空港に降り立った時・・私は甘い香りに包まれた。

それは彼の大好きなハワイの香りだった。


空港に迎えに来てくれたのはハワイ在住の彼の友達のジョージ。

今回ハワイで滞在の全てはジョージが手配してくれたと彼から聞かされていた。

ジョージはサーフショップのオーナーだ。

ジョージの車がショップに到着した時テラスで本を読む彼の姿が見えた。

彼は到着に気がつくと読んでいた本を閉じて車の方へ歩いてきた。

そしてそのまま運転席のジョージと交代すると車を発車させた。

一旦降りると思っていた私は助手席の窓からジョージに「ありがとう」と手を振った。



彼の運転する車に乗るのは久しぶり。
車内の音楽はもちろん
ハワイアンレゲエ

彼はリズムを取りながらハンドルを握っていた。


ジョージの店から15分程走ってコテージに到着した。


彼は車高の高い助手席から降りる私をサポートしてくれた。
そしてそのまま私を抱きしめた。

「ルナ会いたかった」


彼の甘い華声と胸にかけたレイの甘い香りで私は眩暈を起こしそうだった。





コテージのロケーションは最高だった。


私はテラスに置いてあったハンギングチェアにすわって目の前に広がる青い海を見ていた。





波の音が聞こえる
寄せてくる音と・・・
引いていく音・・・

その音に合わせて私のからだが揺れているみたいだった・・・



寄せてくる波と・・・
引いていく波・・・

私はただ波間に漂い波がつくりだすリズムにからだをあずけていた・・・




いつの間に眠ってしまったのか

気がついた時には水平線のあたりがオレンジ色に染まり始めていた。



隣にはうつ伏せになって本を読む彼の姿があった。


ルナ・・・目が覚めた?


彼は本を伏せると私の方へ向き直った。


久しぶりだったね・・・
ねぇルナ・・・もう一回・・しよう・・・


そして私の左の掌に自分の右の掌をそっと重ねた。



彼の声はまるで媚薬のように私のからだのなかに溶けていった・・・










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HN:
luna
性別:
女性
自己紹介:
彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
あなたもlunaと一緒にステキな妄想してみませんか。
できれば「luna=あなた」で妄想しながら読んで下さい。