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タオルケット 


目を開けると
ルナがいた・・・

何か言っている。
でもなんて言ってるか聞こえない。

 

 

 


そうだ・・・
寝てたんだ。


自分の今の状況を把握するのに少し時間がかかった・・・

 

たしか・・・
昼過ぎから部屋でギターを触っていた。
窓から差し込む陽射しが暖かくて
Tシャツを脱いでラグの上に寝転がって
太陽に当たってるうちに寝ちゃったんだ・??

 

ルナの顔が目の前にせまってきた。


びっくりして起き上がるのと
ルナが俺のヘッドホンを外すのが同時だった。

 

「はだかんぼーでこんな所に寝てたらまた風邪ひいちゃうよ」

そう言って
ソファの上に置いてあった
タオルケットで俺の事をくるんだ。

 


ルナの声が聞こえなかったのはヘッドホンをしていたからか・・・

ようやく理解した。

 


「ルナ」


部屋を出て行きかけていた彼女を呼びとめた。

 

「ここ・・・来て」
自分の隣を指差した。

 

ルナは俺の隣に並んで座った。


「タオルケットに2人で包まろう」


彼女は俺の提案にニコッと笑って
いいよと言った。


ルナの肩を抱くようにタオルケットをかけ
そのまま床に倒れるように彼女に体重をかけた。

 

「だめ・・・」
いきなり拒否られた。

 

今、いいよって言ったじゃん。
と思ったけど・・・

 


俺はルナの手を取り
「・・・・a・・・・・」

と言ってルナの唇に触れた。

 

だめ・・・と言っていたのに
意外とすんなりとキスしてくれた。

 

 

 


2人はそのまま床に倒れた。

 

 

長いキスは熱を帯び
俺は
そっと
ルナの胸元に手をのばした。


でもルナは俺の左手首をがっちりつかんで離さない。


俺はルナの耳元で囁いた

 

「・・・・・b・・・・」

 

しばらく押し問答のようなやりとりが続いたあと
ルナのからだから少しずつ力が抜けていくのがわかった。

 


「・・・・c・・・・・・」

 


西側の窓からは秋の夕陽が差し込んで

部屋をオレンジ色に染めていた。


2人の影は長く伸びて部屋の壁にうつしだされた。

 

 


「・・・・d・・・・」

 

 

ルナの柔らかい髪が
俺の顔のかかり
ルナの香りで満たされた・・・

 

 

「ルナ・・・・e・・・・・」

 


ルナは何も言わない。
タオルケットで顔を覆ってしまった。

 

俺はルナの顔を隠してしまったタオルケットを
そっとめくり
ルナの額にくちづけた。


そしてその細い肩にも・・・

 


最後に耳元でもう一度囁いた

「・・・・・・f・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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HN:
luna
性別:
女性
自己紹介:
彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
あなたもlunaと一緒にステキな妄想してみませんか。
できれば「luna=あなた」で妄想しながら読んで下さい。