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どんぐり・・ 

家に帰ると
キッチンカウンターの上に
どんぐりが2つ置いてあった。


なんだか懐かしくって
思わず手にとって
そのコロンとした感覚を掌で楽しんだ。


彼がどこかで拾ってきたのかな・・・

 

私は
先週末に飾ったクリスマスキャンドルのそばに
2つ並べてディスプレイした。

 

 

 

 


夜11時をまわるころ
私は彼がwebで公開している日記にアクセスする。


今日はどんぐりの写真が添付してあった。

 

 

 


私は
リビングのソファでくつろいでいる
彼の隣りに座り

彼にワイングラスを手渡した。


「ボジョレーヌーボー?」
彼は嬉しそうにグラスを口に運んだ


「解禁日に頂いたの。一緒に飲もうと思って」

 

彼はここのところ毎日ハードで
今も一口だけ飲んだワイングラスをテーブルに置き

大きく伸びをしてソファに深くもたれかかっていた。

 

 


「ねぇ・・・日記のどんぐりはどうして1つなの??」

私は彼の頬に顔を寄せ
そーっと聞いてみた。


「あのどんぐりは俺からファンのみんなへ」

彼は目をつぶったままそう言うと


「持って帰ってきたどんぐりは、俺と・・・ルナ」

そう言ってぐいっと自分の方へ私を抱き寄せた。

 

 


彼の柔らかい唇が私の唇を覆った。

 

 

このところ忙しくて
こうしてゆっくり二人で過ごす時間を作ることもできなかった。

 

 

彼の唇に触れるのも
すごく久しぶりな感じがした。

 


はじめは少し遠慮がちだったふたりなのに
だんだんお互いの気持ちが高まり

気がつくと夢中で唇を重ねていた。

 


そして彼の唇は私の頬から耳元をかすめ
首筋へとたどりついた・・・

彼はしばらくの間
私の首筋へ顔を埋めじっとしていた。


時折
彼の熱い息がかかり
その度にくすぐったくて身をよじりそうになったけど
彼にがっちり抱きしめられていたので
身動きひとつできなかった。

 

 

どれくらいの時間がたったのか・・


「うぅぅ・・・っくしょう・・・」


「ダメだ・・・今から明日のセリフ覚えなくちゃいけないんだ・・・」

残念そうに顔をあげた。

 

「顔洗う」
そう言ってバスルームに消えていった。

 

▼つづきはこちら▼

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HN:
luna
性別:
女性
自己紹介:
彼の日記を元にlunaが妄想で日記を書いてます。
もちろん全部フィクションです。
あなたもlunaと一緒にステキな妄想してみませんか。
できれば「luna=あなた」で妄想しながら読んで下さい。